あいさつ
はりま福祉会は、平成12年3月7日に姫路市内に在住する精神障害者家族が、家族会(しらさぎ家族会)及びしらさぎ作業所を立ち上げたことに始まります。同年4月姫路市広畑区に移転しましたが、補助金もないため運営資金と通所者の方の工賃を捻出するために、飲食店[しらさぎ亭」を併設しました。その後、平成16年には「作業所はりまっ子」(姫路城家老屋敷跡)、平成20年には「書写作業所を開設」しました。同年10月にNPO法人はりま福祉会を設立し、翌21年から障害者総合支援法に基づく、就労継続支援B型事業を開始しました。その後、事業及び事業者数を段階的に増やしていき、現在に至っております。 さて、ここ数年障害者施策はかってないほど大きな変化が見られます。日本がついに障害者権利条約に批准したことも大きな引き金となりました。障害者差別解消法の制定や、精神保健福祉法の改正による保護者制度の廃止、障害者雇用促進法の改正による、精神障害者の雇用義務化など、枚挙にいとまがないほどです。当会では、このような動きを先取りする形で、経営理念として「利用者本位の運営」等を掲げてきましたが、今後も役職員一同、利用者の方の自己決定、自己選択を最大限尊重し、障害があってもなくても住み慣れた地域で生き生きと安心して生活できる社会を目指していきたいと考えています。